プレストレストコンクリート（PC）を使用し制作された橋梁で、主に海や川に架けられた橋梁です。PC橋で使用されるPC鋼材は通常の鉄筋コンクリートよりも大きな荷重に耐え、軽量な部材を使うことで長く大きな橋の建設が可能になります。

新幹線をはじめとする鉄道が、道路や河川などを越えるために架けられる橋梁です。PC橋は、PC鋼材を使用することにより、通常使用される鉄筋コンクリートと比較し、強い荷重に抵抗できるため、長スパンの建設を可能とします。最近では、都心部での交通網整備等に伴い、地上から高架上への連続立体高架化事業などの高架橋が増加しています。

プレストレストコンクリート（PC）を使用し制作されたタンクで、平時には美味しい水を提供し、災害時には給水拠点になるなど、様々な場面で役割を果たしています。PCタンクは、コンクリート製のタンクにプレストレスを導入することで、ひび割れを防ぎ、水密性・耐久性・耐震性に優れています。

各種建築部材（柱・梁・床版など）が工場でプレキャストされ、建設現場に運びこんで、プレストレストによる圧着工法を用いて組み立てます。圧着工法により、建物の耐力や耐久性が確保され、現場打ちコンクリート施工が少なく施工スピードが向上します。

各種建築部材（柱・梁・床版など）が工場でプレキャストされ、建設現場に運びこんで、鉄筋コンクリート造の積層工法を用いて組み立てます。高品質・高耐久な部材を用いており、型枠などの廃材の排出が抑えられる環境にやさしい工法です。また、支保工低減と工期短縮も可能です。

PC大梁は柱本数を減らし建物内のスペースをより広く使うことができ、長いスパンの構造が可能になります。
ひび割れの発生を抑制できるため耐久性が向上します。
また大地震でひび割れが発生しても、高い復元力特性により地震が終わればひび割れは塞がります。

PC段床板は、階段状の観客席で使用される、高強度コンクリートを用いたプレキャスト床版です。 工場での品質管理が徹底され均一で高品質な製品を提供できます。また、プレストレスが導入されているため、断面を薄肉化できます。

鉄道における軌道構成（線路）の部材として2本のレール間隔を保持し、支えているのが枕木（まくらぎ）です。枕木は、漢字からも分かるように木製が主流でしたが、近年では耐久性の高いプレストレストコンクリート（以下、PC）を用いたPCまくらぎの採用が増加し主流となっています。

• 

  PCまくらぎ

• 

  ラダーまくらぎ

• 

  軌道スラブ

コンクリート構造物は従来、メンテナンスフリーであると考えられていましたが、近年、メンテナンスの重要性が見直されるようになりました。
高速道路の床版取替工事や、老朽化したドーム屋根取替など、既存の構造物の機能回復や補修、補強、改修を行い、劣化の生じたコンクリート構造物に新たな活力を吹き込みます。

• 

  補強（橋梁）

• 

  ドーム屋根改修

• 

  耐震補強
  （タンク）

ファームポンドは、畑地にかんがい用水を送るための水を貯めておく貯留施設です。プレストレストコンクリート（PC）工法の特性を活かし、強くて、低コスト化を実現したPCファームポンドは、貯槽としての特長を十分に発揮し、高品質ニーズに応えました。

地震と津波に強いPCタンク技術を燃油タンクに。鋼製タンクの周囲にPC製の防護壁を設置した構造で、津波や漂流物の衝突に耐える国内初の「津波対応型燃油タンク」を施工しました。

PC卵形消化槽は汚泥の混合性がよく、保湿性が高く、維持管理が容易なほか、安全で耐久性・耐震性に優れています。また、PC構造のため、水密性や気密性などにも富んだ構造物です。

PCコンクリートで制作された人工地盤は災害時に津波に耐えることができ、漁港としての機能と避難路としての機能を併せ持つ技術として注目されています。

太陽光パネルの廃ガラスを活用する、先進的なコンクリートです。廃棄物を活用し、セメントや天然骨材の使用量を削減することができます。持続可能な未来を築くためのエコフレンドリーなアプローチとなります。

PCタンクを核とした独自技術は、海外からも注目を集めています。とりわけ”水”がライフラインとなる国々での工事実績は、世界の信頼を高めています。

各種建築部材（柱・梁・床版など）が工場でプレキャストされ、建設現場に運びこんで、プレストレストによる圧着工法を用いて組み立てます。圧着工法により、建物の耐力や耐久性が確保され、現場打ちコンクリート施工が少なく施工スピードが向上します。